Arduinoは電子工作で利用される代表的なマイコンの一つです。スペックや機能について、確認していきましょう。
Arduinoの概要
Arduino(アルドゥイーノ)とは、Arduino基盤(ハード)、および、Arduino IDE(ソフト)からなるシステムです。Arduino基盤は 制御IC、入出力端子を持った基板であり、Arduino IDEはC言語風の「Arduino言語」によってプログラムを制作・コンパイル・デバッグ等し、それをArduino基盤に転送 等々するための「統合開発環境」のソフトウェアです。

ライセンス
Arduinoはオープンソースハードウェアです。ハードウェアの設計図は、クリエイティブ・コモンズ (表示-継承)2.5というライセンスの下配布されています。Arduinoのホームページで入手できます。ソフトウェアはLGPLとGPLの下でライセンスされています。Arduinoボードの製造とソフトウェアの配布を誰でも許可します。
クリエイティブ・コモンズ (表示-継承)は、作品を複製、頒布、展示、実演を行うにあたり、著作権者の表示をしてください。作品を改変・変形・加工してできた作品についても、元になった作品と同じライセンスを継承させた上で頒布を認めるますよということ。
GPLとはソフトウェアを流用しても良いですよ。しかし、作ったソフトウェアは公開してくださいというもの。
LGPLとはGPLで公開されているソフトウェアを利用しているが、自分たちが作った部分については公開しなくても良いですよ。しかし、自分たちが作ったものでも改変したものについては公開してくださいというもの。
個人で使う分には自由に利用できると考えていいと思う。商業などでほかの人に提供したりしない限り問題ないものと考えていいだろう。少し難しいので間違っているかもしれません。でも大まかにはあっていると思う。指摘や意見等あればご指導いただきたい。
Arduinoのスペック
Arduino Uno
Arduinoソフトウェア(IDE)
オープンソースのArduinoソフトウェア(IDE)を使用すると、コードを簡単に記述してボードにアップロードできます。このソフトウェアは、任意のArduinoボードで使用できます。
Arduino統合開発環境は、CおよびC ++の関数で記述されたクロスプラットフォームアプリケーションです。(Windows、macOS、 Linux)
Arduino互換ボードへのプログラムの作成とアップロードに使用されますが、サードパーティのコアの助けを借りて、他のベンダーの開発ボードも使用します。
インストールガイド : https://www.arduino.cc/en/Guide
ソースコードArduinoソフトウェアの活発な開発は、GitHubによってホストされています。
GitHub : https://github.com/arduino/Arduino/
資料
回路図 https://www.arduino.cc/en/uploads/Main/Arduino_Uno_Rev3-schematic.pdf
開発環境 Arduino IDE https://www.arduino.cc/en/software
仕入元の商品ページ :
Arduino Uno : https://store.arduino.cc/usa/arduino-uno-rev3
ドキュメント : https://store.arduino.cc/usa/arduino-uno-rev3
ピン配列 PDF : https://content.arduino.cc/assets/Pinout-UNOrev3_latest.pdf
ATmega328P
データシート http://ww1.microchip.com/downloads/en/DeviceDoc/Atmel-7810-Automotive-Microcontrollers-ATmega328P_Datasheet.pdf
Arduino プログラム言語
感じをつかんでもらうため、Arduinoのチュートリアルを下に紹介します。
プログラムリファレンス https://www.arduino.cc/reference/en/
サンプル : LCD Hello World
Arduinoホームページのチュートリアル
https://www.arduino.cc/en/Tutorial/LibraryExamples/HelloWorld

// include the library code:
#include <LiquidCrystal.h>
// initialize the library by associating any needed LCD interface pin
// with the arduino pin number it is connected to
const int rs = 12, en = 11, d4 = 5, d5 = 4, d6 = 3, d7 = 2;
LiquidCrystal lcd(rs, en, d4, d5, d6, d7);
void setup() {
// set up the LCD's number of columns and rows:
lcd.begin(16, 2);
// Print a message to the LCD.
lcd.print("hello, world!");
}
void loop() {
// set the cursor to column 0, line 1
// (note: line 1 is the second row, since counting begins with 0):
lcd.setCursor(0, 1);
// print the number of seconds since reset:
lcd.print(millis() / 1000);
}
公式のボード
Arduinoには、いろいろな種類があります。大きさや形状、利用する電圧、出力ピンがどれだけあるかによってわかれています。電子工作の登竜門であるArduino Uno は、電子工作で使いやすい電圧であり、出力ピンの数、大きさが、ちょうど良いのが選ばれて、定番になったのだと思います。
Arduinoの代表的なモデル。コントロールパネルから簡単にUNOを確認できる。ブレッドボードに接続することができる。USB接続。
54個のデジタルピン、16個のアナログ入力、および4個のシリアルポートを備えた8ビットボード。ブレッドボードに接続することができる。USB接続。
小型版。ATmega32U4使用。同じCPUを使用したArduino Leonardoと機能は同等だが、形状はArduino Nanoとほぼ同じ。ブレッドボードに接続することができる。Micro USB接続。
小型版。自動リセット機能搭載。表面実装されたATmega168使用のものとATmega328使用のものがある。ブレッドボードに接続することができる。Mini B USB接続。
ココに載せたものはほんの一部です。公式から出ているもの数種類です。オープンソースハードウェアなので互換機がたくさんあります。
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