Arduino工作講座 外部LEDを点けよう。

Arduino工作講座

Arduino Unoを利用した電子工作を学習する講座シリーズ。Arduino工作講座の第2弾。この講座では、外部につなげたLEDを点滅させる方法について学ぶことができます。

Arduino工作講座 外部LEDを点けよう。

必要となる部品

  • Arduino Uno
  • 赤色LED
  • 220Ωの抵抗
  • ブレッドボード
  • ジャンパー線 赤色と黒色

回路と回路図

今回は、ブレッドボードを利用しています。矢印のように、小さな穴同士がつながっています。

①と②、③と④、②と⑤、⑤と⑥、⑦と⑧、ブレッドボードは、使い方がわかると、とても、便利に使えます。ちょっとした電子工作では、定番の部品になります。

上に挙げた回路を回路図にしてあります。LEDとArduinoの間に抵抗を入れています。最初は抵抗を入れるものだと考えてもらえば、それだけで良いです。220Ωを入れていますが、もし、なければ、100Ωでも大丈夫です。

これで、LEDは点くようになりました。でも、点くだけです。これでは、電子工作という感じではないので、点滅をするように変更してみましょう。

外部LEDを点滅させてみよう。

今度は、赤の線を13番に接続しています。黒の線については、下側のGND(グランド)でも良いです。どちらもGNDで同じ作用をします。

電子工作では、線の色も簡単なルールというか、習慣があります。赤はプラスの電気を、黒はマイナスの電気を表します。なので、最初の例では、5Vに赤い線をつなげています。GNDには黒い線をつなげています。GNDは基本0Vと考えていいと思います。電圧を考えるときの基準です。

赤の線を接続した13番は特別なピンになります。Arduino内蔵LEDのピン番号と同じです。Arduinoでは、あらかじめ、定数LED_BUILTINに内蔵LEDの対応ピンが設定されています。

LED_BUILTIN = 13 ということです。

今回、内蔵LEDと同じピンに接続しています。

前回の講座、「内蔵LEDを光らせよう。」で使った同じプログラムを使って様子を見てみましょう。

回路と回路図

プログラムコード

Arduino工作講座「内蔵LEDを光らせよう。」で利用したプログラムと同じです。前回、プログラムを書いたのでファイルに保管してあると思います。前回の講座をしていない方や、前回のプログラムをセーブしていないという方は、もう一度打ち込んでください。

ファイルを保管することをセーブするといいます。
セーブする時には、名前をつけますが、自分がわかる名前で、できれば、英語で使うアルファベットの名前にするのをおすすめします。

void setup() {
  pinMode(LED_BUILTIN, OUTPUT);      // 内蔵LEDを出力装置に設定します。
}

void loop() {                        // この一連の処理を繰り返します。
  digitalWrite(LED_BUILTIN, HIGH);   // 内蔵LEDをオンにします。
  delay(1000);                       // 少し待ちます。数字を増やすと待ち時間を増やすことができます。
  digitalWrite(LED_BUILTIN, LOW);    // 内蔵LEDをオフにします。
  delay(1000);                       // 少し待ちます。数字を減らすと待ち時間を減らすことができます。
}

では、実行してみましょう。

どうなりましたか?

内蔵のLEDと今回外部接続したLEDが一緒に点滅しましたね。

でも、他のピンについても気になりませんか?13番は特別なピンです。内蔵LEDの制御に利用するピンです。Arduinoには、他にもピンがいっぱいあるのに、試してみたいと思いませんか?

外部LEDを点滅させてみよう。その2

今回は、特別なピンではなく、12番ピンを利用してみます。変更した場所を赤く囲いました。赤の線が、13番から12番に変更されています。単に隣に一つ動かしただけですね。

回路と回路図

プログラムコード

LED_BUILTINが12に変更されています。


void setup() {
  pinMode(12, OUTPUT);      // 12番ピンを出力装置に設定します。
}

void loop() {               // この一連の処理を繰り返します。
  digitalWrite(12, HIGH);   // 12番ピンをオンにします。
  delay(1000);              // 少し待ちます。数字を増やすと待ち時間を増やすことができます。
  digitalWrite(12, LOW);    // 12番ピンをオフにします。
  delay(1000);              // 少し待ちます。数字を減らすと待ち時間を減らすことができます。
}

それでは、もう一度確認です。パソコンとArduino UnoがUSBケーブルと接続されているのを確認します。コンパイルとArduinoへの転送を実行します。最初だけ、チカチカがおこります。

どうですか?

今度は、最初に少しチカチカしただけで内蔵LEDはチカチカしませんね。かわりに、外付けLEDだけが点滅していると思います。このように、点滅させたいピンを出力装置に指定して、HIGHとLOWを切りかえるだけで点滅させることができました。それは、また、次の機会に。

 

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