Arduino工作講座 内蔵LEDを光らせよう。

Arduino工作講座

Arduino工作講座 Arduino Unoを利用した電子工作を学習する講座シリーズ。Arduino工作講座の第1弾。この講座では、内蔵しているLEDを点滅させる方法について学ぶことができます。

Arduino工作講座 内蔵LEDを光らせよう。

Arduinoには基盤に内蔵のLEDを持っています。ボードの種類にもよりますが、Arduino Unoでは、デジタルピンの13番が対応しています。

また、Arduinoでは、種類に関係なく内蔵のLED のデジタルピンを示す定数を持っています。

この定数はLED_BUILTINあり、組み込みLEDを簡単に制御できます。

LED_BUILTIN = 13    // デジタルピンの13番に対応しています。
Arduinoでは上記のように定義されているということですね。でも、改めて定義しなくても最初から設定されているということも覚えておいてください。

必要となる部品

  • Arduino Uno

今回は、Arduinoだけを利用します。もちろん、パソコンは必要です。USBケーブルでつなげます。

回路と回路図

Arduinoだけなので回路も回路図もとても簡単です。何もないArduino単体です。

Arduino
Arduino

プログラムコード

これは、Arduino IDEに最初から入っているサンプルです。Arduinoホームページへ行くと英語ですがチュートリアルがあります。

/*
  Blink

  Turns an LED on for one second, then off for one second, repeatedly.

  Most Arduinos have an on-board LED you can control. On the UNO, MEGA and ZERO
  it is attached to digital pin 13, on MKR1000 on pin 6. LED_BUILTIN is set to
  the correct LED pin independent of which board is used.
  If you want to know what pin the on-board LED is connected to on your Arduino
  model, check the Technical Specs of your board at:
  https://www.arduino.cc/en/Main/Products

  modified 8 May 2014
  by Scott Fitzgerald
  modified 2 Sep 2016
  by Arturo Guadalupi
  modified 8 Sep 2016
  by Colby Newman

  This example code is in the public domain.

  http://www.arduino.cc/en/Tutorial/Blink
*/

// the setup function runs once when you press reset or power the board
void setup() {
  // initialize digital pin LED_BUILTIN as an output.
  pinMode(LED_BUILTIN, OUTPUT);
}

// the loop function runs over and over again forever
void loop() {
  digitalWrite(LED_BUILTIN, HIGH);   // turn the LED on (HIGH is the voltage level)
  delay(1000);                       // wait for a second
  digitalWrite(LED_BUILTIN, LOW);    // turn the LED off by making the voltage LOW
  delay(1000);                       // wait for a second
}

英語で説明が書いてあります。わかりやすくコメントの所を削除しました。とっても、簡単になりましたね。


void setup() {
  pinMode(LED_BUILTIN, OUTPUT);      // 内蔵LEDを出力装置に設定します。
}

void loop() {                        // この一連の処理を繰り返します。
  digitalWrite(LED_BUILTIN, HIGH);   // 内蔵LEDをオンにします。
  delay(1000);                       // 少し待ちます。数字を増やすと待ち時間を増やすことができます。
  digitalWrite(LED_BUILTIN, LOW);    // 内蔵LEDをオフにします。
  delay(1000);                       // 少し待ちます。数字を減らすと待ち時間を減らすことができます。
}
setup() : 初期設定を行うところ

プログラムに入ったところで設定するものを記入する。

loop() : 主処理を記入する。(メイン処理)

主処理を記入する。繰り返し処理がなされる。

PinMode : Arduinoに備わっている入出力端子のモードを設定します。

INPUT:入力端子に設定する。
OUTPUT:出力端子に設定する。

digitalWrite : 対応するデジタルピンの状態を設定します。

HIGH:オンの状態にします。電圧を上げる。
LOW:オフの状態にします。電圧を下げます。

delay : 処理を待ちます。

数値:単位はミリ秒です(1,000ミリ秒=1秒)。

実行すると内蔵LEDがついたり、切れたりします。プログラムで、LEDという照明装置を点灯させることができました。今回は内蔵のLEDでしたが、もちろん、外付けのLEDも点けることができます。それは、また、次の機会に。

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