Arduino Nano 33 IoT は、Arduino IoT クラウド対応ボードです。もちろん、他のクラウドサービスと連携もできます。マイクロコントローラに低電力のArm®Cortex®-M032ビットSAMD21の nRF52840 を載せています。WiFiおよびBluetooth接続、6軸 IMU が搭載されています。
Arduino Nano 33 IOT 商品説明
Arduino Nano 33 IoT は、Arduino IoT クラウド対応ボードです。Arduino IoT クラウドサービスを介して、構成デバイスの設定、プログラム、他のクラウド対応ボードと相互連携をします。
Arduino Nano 33 IoT は、マイクロコントローラに低電力のArm®Cortex®-M032ビットSAMD21の nRF52840 を載せています。
WiFiおよびBluetooth®接続は、u-bloxのモジュールであるNINA-W10、2.4GHz範囲で動作する低電力チップセットを使用して実行されます。
さらに、Microchip®ECC608暗号チップを介して安全な通信が保証されます。
その上、6軸 IMU (慣性計測装置 :Inertial Measurement Unit )が搭載されています。簡単な振動警報システム、歩数計、ロボットの相対位置などを作るのに最適です。
14個のデジタル入力/出力ピンがあり、PWM出力は11個利用できます。
8個のアナログ入力があります。1個のアナログ出力があります。
アナログ出力はPWMのみでき、デジタルからアナログに変換はしない。
48メガヘルツで動作していて、Micro USB 接続です。
Arduino Nano 33 IoT には、テッセレーションコネクタが用意され、バッテリーコネクタも充電器もありません。
単体で使用する場合には、Micro USB ケーブルでコンピュータに接続するか、最大21Vの非調整外部電源、または、バッテリーを介して電力を供給して利用できます。
マイクロコントローラー | SAMD21Cortex®-M0+ 32ビット低電力ARMMCU |
無線モジュール | u-blox NINA-W102 |
セキュアエレメント | ATECC608A |
動作電圧 | 3.3V |
入力電圧(制限) | 21V |
I / OピンあたりのDC電流 | 7 mA |
クロック速度 | 48MHz |
CPUフラッシュメモリ | 256KB |
SRAM | 32KB |
EEPROM | 無し |
デジタル入力/出力ピン | 14 |
PWMピン | 11(2、3、5、6、9、10、11、12、16 / A2、17 / A3、19 / A5) |
UART | 1 |
SPI | 1 |
I2C | 1 |
アナログ入力ピン | 8(ADC 8/10/12ビット) |
アナログ出力ピン | 1(DAC 10ビット) |
外部割り込み | すべてのデジタルピン(すべてのアナログピンは入力ピンとしても使用できますが、割り込み番号が重複します) |
LED_BUILTIN | 13 |
USB | SAMD21プロセッサのネイティブ |
IMU | LSM6DS3 |
長さ | 45mm |
幅 | 18mm |
重量 | 5グラム(ヘッダー付き) |

完全なピン配置図はPDFとして下記から参照できます。
https://content.arduino.cc/assets/Pinout-NANO33IoT_latest.pdf
予め6軸 IMU(慣性計測装置)が搭載されています
搭載されているLSM6DS3は、3軸の加速度センサと3軸のジャイロセンサが1つのチップにまとめられています。
LSM6DS3はシステムインパッケージで、顧客の最適なモーション経験のために高性能モードの1.25mA(最大1.6kHz ODR)で実行し、常時オン低電力機能を実現する3Dデジタル加速度センサおよび3Dジャイロスコープを特長としています。
LSM6DS3は、主要なOS要件をサポートし、優れたデータバッチ処理向けに8kバイトを備えた実センサ、仮想センサ、およびバッチセンサを提供します。
クラウドサービスとの連携をはかる
Arduino Nano 33 IoT は、さまざまなクラウドサービス、とりわけ Arduino クラウドに接続することが可能です。
しかし、他のクラウドサービスにも接続することができ、Arduino のホームページには、接続事例が示されています。
これについてのチュートリアル、解説も用意されています。
テッセレーションコネクタである
Arduino Nano 33 IoT は、Arduino Nano 33 BLE Sense 同様に、3.3Vで動作します。これは、3.3Vと互換性がない場合に備えて、元の設計を修正する必要があることを意味します。
ヘッダー付きまたはヘッダーなしのボードを入手できます。これにより、ウェアラブルを含むあらゆる種類の発明にNanoを埋め込むことができます。
ボードにはテッセレーションコネクタが付属しており、B面にはコンポーネントがありません。これらの機能により、ボードを独自の設計に直接はんだ付けして、プロトタイプ全体の高さを最小限に抑えることができます。
テッセレーションコネクタについて、わかりやすい解説動画がありましたので、英語ですが載せておきます。
簡単にいうと、自分の作成した基盤に表面実装部品のようにはんだ付けできるものという事である。
更に詳しい情報は本家Arduino のショッピングサイトに詳しく書いてあります。
コメント